【カードローンの借り換え実態調査】借り換え後は「楽天銀行スーパーローン」が1位に!借り換え経験者の約7割が「もっと早く利用すればよかった」と回答!

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カードローンを利用している方の中には、金利や返済額の負担を軽減するために借り換えを検討する方もいます。

では、実際にカードローンの借り換えをしたことがある方は、どのカードローンに借り換えることが多いのでしょうか。

そして、借り換えてよかった理由とは何なのでしょう。

そこで①カードローンを利用したことがある方/②カードローンの借り換えをしたことがある方を対象に、「カードローンの借り換え」に関する調査を実施しました。

目次

調査概要:「カードローンの借り換え」に関する調査

【調査期間】2025年4月30日(水)~2025年5月1日(木)
【調査方法】PRIZMAによるインターネット調査
【調査人数】1,005人(①501人/②504人)
【調査対象】調査回答時に①カードローンを利用したことがある(借り換えをしたことはない)/②カードローンの借り換えをしたことがあると回答したモニター
【調査元】株式会社cielo azul(https://www.cieloazul.co.jp/
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

カードローンの「借り換え」「おまとめローン」という言葉を聞いたことがある方は約3割

はじめに、カードローンを利用したことがある(借り換えをしたことはない)方に、カードローンの「借り換え」「おまとめローン」についてうかがいました。

「カードローンの「借り換え」「おまとめローン」という言葉を聞いたことはあるか」と尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。

『聞いたことがあり、どのようなものか知っている(29.1%)』
『聞いたことはあるが、どのようなものかはよく知らない(46.1%)』
『聞いたことはない(24.8%)』

「借り換え」「おまとめローン」という言葉は一定の認知があるものの、その具体的な内容まで理解している方は全体の約3割となりました。

「借り換え」「おまとめローン」に興味がある方は約3割!

カードローンの借り換えという言葉は、生活の中で耳にする機会はあるものの、実際の利用検討や判断に至るには情報の不足が壁となっていることがうかがえますが、どの程度の方が興味を抱いているのでしょう。

カードローンの借り換え おまとめローンに興味はありますか?

「カードローンの「借り換え」「おまとめローン」への興味(※借り換え:現在契約中のカードローンから、より有利な条件の別のカードローンに乗り換えること/※おまとめローン:借り換えの一種であり、複数の借り入れを1つの返済先にまとめること)」について尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。

『とても興味がある(7.0%)』
『やや興味がある(24.0%)』
『あまり興味はない(29.7%)』
『まったく興味はない(39.3%)』

約3割が『興味がある』と回答したものの、『興味はない』という回答が多い結果になり、「借り換え」という行為自体が手間や不安を伴うものであるという先入観が影響している可能性がうかがえます。

借り換え検討時の不安要素とは?

では、カードローンの借り換えを検討する際にどのような不安を感じるのでしょうか。

ここからは、前の質問で『とても興味がある』『やや興味がある』と回答した方に聞きました。

カードローンの仮かrをするとしたら、どのようなことが不安ですか?

「カードローンの借り換えをする際に不安なこと」を尋ねたところ、『金利が思ったより下がらない可能性(63.2%)』と回答した方が最も多く、『審査に通らない可能性(45.8%)』『返済期間が長くなり総返済額が増える可能性(44.5%)』となりました。

借り換えによる「金利の低下」が最大の動機である一方で、そこに対する期待値と実態のズレに不安を感じることがわかりました。

金利と返済額が下がるなら…?カードローン利用者の9割が“借り換え前向き”と回答

「審査」や「返済総額の増加」といった実務的な懸念も上位になりましたが、金利や返済額が下がり、審査も通りやすければ借り換えを検討するのでしょうか。

「金利や返済額が下がって審査も通りやすければ、カードローンの借り換えを検討したいか」と尋ねたところ、約9割の方が『とてもそう思う(32.9%)』『ややそう思う(59.4%)』と回答しました。

明確なメリットが提示されれば、借り換えへの抵抗感が大幅に低下することが示されました。

借り換え前のカードローンは「アコム」が最多!借り換え後では「銀行系」が上位に

次に、カードローンの借り換えをしたことがある方に、借り換えの利用についてうかがいました。

借り換え前のカードローンを教えてください

「借り換え前のカードローン」について尋ねたところ、『アコム(37.1%)』と回答した方が最も多く、『レイク(20.2%)』『アイフル(20.0%)』となりました。

借り換え前に利用されていたカードローンとして、テレビなどで高い認知度を持つ大手消費者金融が多数挙げられました。

借り換え後の借入先総合ランキングTOP10

さらに、「借り換え後のカードローン」について尋ねたところ、『楽天銀行スーパーローン(15.5%)』が最多で、『三菱UFJ銀行カードローン バンクイック(11.9%)』『三井住友銀行カードローン(11.7%)』となりました。

借り換え後のカードローンとして、銀行系のカードローンが上位になりました。

金利の低さや信頼感、キャンペーンなどの要素が決め手となっている可能性が高く、特に楽天銀行のようにオンライン完結型の利便性が訴求されやすい傾向が見て取れます。

カードローン借り換え経験者の45.6%が『金利も返済額も下がった』と実感

カードローンの借り換えをしたことで金利と毎月の返済額はどのように変化しましたか

では、カードローンの借り換えによって金利や毎月の返済額にどのような変化があったのでしょうか。

「カードローンの借り換えをしたことで金利と毎月の返済額はどのように変化したか」と尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。

『金利も毎月の返済額も下がった(45.6%)』
『金利は下がったが毎月の返済額は変わらなかった(33.5%)』
『金利は下がったが毎月の返済額は上がった(10.9%)』
『金利も毎月の返済額も変わらなかった(9.1%)』

借り換えにより具体的な効果が得られたとする回答が多い一方で、「金利は下がったが返済額は増えた」という方も一定数おり、返済期間の延長や返済計画の変更が関係していると考えられます。

カードローンの借り換えには、「安くなる」といったイメージとは異なる側面もあることから、リスクを総合的に捉えるといった点が重要であることが示されました。

約6割がカードローンの審査は大変だったと回答!

では、借り換え時の審査に大変さを感じた方はどの程度いるのでしょうか。

カードローンの借り換えの審査を受ける、審査に通ることは大変でしたか?

「カードローンの借り換えの審査を受ける・審査に通ることは大変だったか」と尋ねたところ、約6割の方が『とても大変だった(18.1%)』『やや大変だった(42.5%)』と回答しました。

多くの方が『大変だった』と感じており、借り換えにおける心理的、実務的なハードルの高さがうかがえます。

一方で、『大変ではなかった』という声も一定数あり、金融機関や申込方法によって体験にばらつきがある可能性も見て取れます。

借り換え経験者の約7割が「もっと早く利用すればよかった」と回答

そのような中、もっと早く借り換えをすればよかったと思う方はどの程度いるのでしょう。

もっと早くカードローンの借り換えをすればよかったと思いますか?

「もっと早くカードローンの借り換えをすればよかったと思うか」と尋ねたところ、約7割が『とてもそう思う(30.4%)』『ややそう思う(44.1%)』と回答しました。

多くの方が「もっと早く借り換えればよかった」と回答しており、実際に借り換えによって得られたメリットが想像以上だったことが読み取れます。

では、そう思う理由とは何なのでしょうか。

カードローンの借り換えをしてよかった理由を教えてください

「カードローンの借り換えをしてよかった理由」について尋ねたところ、『金利や毎月の返済額が下がった(42.1%)』と回答した方が最も多く、『複数の借入を一本化できて管理がシンプルになった(34.1%)』『返済期間が延びた(30.2%)』となりました。

カードローンの借り換えを利用して、金利や返済額の低下という「金銭的メリット」に満足している方が最多になりました。

また、「管理のシンプル化」や「返済期間の調整」など運用面での改善を評価する声も多く、単なる経済的利得だけでなく「わかりやすさ」や「心理的負担の軽減」も重視していることが示されました。

まとめ:借り換え経験者の約7割が「もっと早く利用すればよかった」と回答!未経験者の不安要素1位は「金利が思ったより下がらない可能性」

今回の調査で、カードローンの借り換えに対する意識や実態が明らかになりました。

カードローンの借り換え未経験者の約8割が、「借り換え」や「おまとめローン」という言葉を知っているものの、そのうちの約5割は内容までは知らない状態のようです。

借り換えに対する興味や実行意向の低さとも関連しており、「興味がある」と回答した方は約3割にとどまりました。

しかしながら、「金利や返済額が下がり、審査にも通りやすい」といった条件が揃えば、実に9割以上が借り換えを検討すると回答し、条件提示や情報設計次第で行動に転じる余地が大きいことがわかりました。

一方で、借り換えを検討する際に感じる不安には、「金利が思ったより下がらない」「審査に通らない」「返済期間が長くなり総返済額が増える」といった現実的な懸念が多数挙げられました。

実際に、借り換えを経験した方のうち半数近くが「金利も毎月の返済額も下がった」と回答した一方で、「金利は下がったが毎月の返済額は上がった」「金利も毎月の返済額も変わらなかった」という方も一定数いることが浮き彫りになりました。

借り換え前の利用先は、「アコム」「レイク」「アイフル」などの大手消費者金融が中心となった一方で、借り換え後の利用先は「楽天銀行スーパーローン」や「三菱UFJ銀行カードローン」などの銀行系サービスが上位に入り、金利や信頼性の高さ、オンライン完結の利便性が評価されていることが見て取れました。

また、借り換えに伴う「審査の大変さ」についても、約6割が「大変だった」と回答しており、心理的、手続き的ハードルの高さが行動の足かせになっていることが示されています。

それでもなお、実際に借り換えを経験した方の約7割が「もっと早く借り換えをすればよかった」と回答しており、満足度の高さがうかがえる結果となりました。

具体的には、「金利・返済額の低下」「借入の一本化」「返済計画の明確化」などが満足理由として挙げられ、経済的な利得にとどまらず、生活の安心感や管理の簡素化といったことも高く評価されていることがわかりました。

カードローンの借り換えをする場合は、借り換え先のローンの仕組みを理解することで安心して返済計画を立てられるのではないでしょうか。

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