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貯金できない人が貯金する方法とは?すぐに実践できるお金の使い方のポイント

貯金できない人が貯金する方法とは?

企画・執筆・編集:大泉 聡/証券外務員一種

 
「老後のために貯金しなきゃいけないことはわかっているけど、どうしてもお金が貯まらない・・・」そう悩んでいる方も多いのではないでしょうか。貯金のやり方は色々ありますが、もっとも重要なのは”無理せず貯金を継続できる仕組み”を作り上げることです。
 
この記事では、「貯金できない人」から「貯金できる人」になるための方法をご紹介していきますので、貯金が苦手という方はぜひ最後までご覧ください。

「貯金ができる人」と「貯金ができない人」は何が違う?

まずは、「貯金ができる人」と「貯金ができない人」の違いを確認してみましょう

貯金ができる人に共通する特徴

貯金ができる人や貯金が得意な人に共通する特徴は、次のとおりです。

貯金ができる人に共通する5つのメリットは?
  1. 計画性を持って貯金している
  2. 常に将来への不安を感じている
  3. お金を使う基準が明確に決まっている
  4. 収支状況を把握している
  5. 貯金するための知識量が豊富で、自分に合った貯金戦術を実践している

貯金できる人は、自分が1番幸せになるためのお金の使い方を知っています。お金を使う基準が明確なので、余計な出費もありませんし、それについて”節約”とも感じていません。
 
「ただ自分にとって不要な物だからお金を使わない」
 
流行に流されず、他人を気にしないお金の使い方ができるので、知らない間にお金が貯まっていく傾向にあります。

貯金ができない人に共通する特徴

一方、貯金できない人や貯金が苦手な人には、次のような特徴が見られます。

貯金ができない人に共通する7つの特徴
  1. 収入に見合ったお金の使い方をしていない
  2. 何にお金を使っているかが把握できていない
  3. 嗜好品など無駄遣いが多い
  4. ストレス発散のために衝動買いをする
  5. 他人の目や流行を気にする
  6. 貯金の理由や目的が漠然としている
  7. 「まぁいいか」「なんとかなる」と考えがち

貯金ができない人は、なぜ貯金しなければいけないかが明確ではありません。また、収支状況も正確に把握できていないので、お金が貯まらない原因も把握できていない傾向にあります。
 
自分の経済状況に対する現状把握が不十分にもかかわらず、ただ漠然と節約をしようと考えても、継続的な貯金は実現できません。
 
「まぁいいか」「なんとかなる」と考えていると、あっという間に老後を迎え、生活に苦労することになるのです。

貯金を成功させるための基本ルールとは?

貯金を成功させるためにも、次の3つの基本ルールを押さえておきましょう。

貯金を成功させるための3つの基本ルール
  1. なぜ貯金できないのか理由を明確にする
  2. 目的を持って貯金する
  3. いつまでにいくら貯めるか目標を決める

なぜ貯金できないのか理由を明確にする

まずは、これまで貯金できていない原因を明確にしましょう。
 
お金がたまらない理由は人それぞれです。趣味にお金を注ぎ込んでしまう方もいれば、そもそも収入が少ないので貯金できる余裕がないという方もいるでしょう。
 
大切なのは、貯金できない理由を自分自身で把握し、それに対する対策を施すことです。まずは、貯金できないことについて思い当たる理由を、1つ1つ書き出してみましょう。書き出すことで問題点が明確になり、取るべき対策を把握しやすくなります。

目的を持って貯金する

貯金を成功させるには、お金を貯める目的を明確にすることも重要です。お金を貯める目的が不明確だと、ストレス発散で散財してしまったり、毎月していた貯金を続けられなかったりする可能性があります。
 
貯金の目的は、自分にとってモチベーションが上がるものである方が効果的です。たとえば、旅行好きの方であれば、「来年旅行に行くためにお金を貯める」という目的を持つと、貯金継続の可能性が高まります。
 
また、将来的に家を持ちたい方であれば、「今から貯金しておくことでより理想に近いマイホームを持てる」という目的は、毎月の貯金を頑張れる原動力になるでしょう。

いつまでにいくら貯めるか目標を決める

貯金する目的を決めたら、その目的を達成するための具体的な目標を立てましょう。いつまでにいくら貯金すればいいかの目標を立てることで、目的への道筋が明確になります。
 
たとえば、旅行に行くことを貯金の目的にするのであれば、「来年10月にヨーロッパ旅行に行くために、30万円貯金したい」など具体的な目標を立てましょう。
 
目的が明確になれば、その分目的を達成するためのモチベーションも上がります。また、「貯金をしないとまずい・・・」というマイナスな思考から、「貯金をすればあんな理想が叶えられる」とプラスな思考に変えることもできるでしょう。

「貯金が苦手」を克服するために今すぐすべきこと

貯金が上手くいかない人は、次の6つの方法を試してみましょう。

貯金が苦手な人が今すぐ試すべき6つの方法
  1. 収入に合わせた貯金額の設定する
  2. 収支状況を正確に把握する
  3. 毎月の固定費を見直す
  4. 嗜好品を削るのではなく減らす
  5. 副業で収入を増やす
  6. 自動引き落としで強制的に貯金する

収入に合わせた貯金額の設定する

毎月の貯金額を設定する際は、収入の範囲内で無理のない金額を設定してください。たとえば、手取り収入が20万円の方が、収入の半分である10万円を貯金額に設定するのは現実的ではありません。
 
貯金額の目安は「生活費の3か月分」がよく挙げられます。たとえば、毎月の生活費が15万円だった場合、それの3か月分で45万円となり、これを1年間で貯めることになります。
 
そのため、この目安に従えば、毎月の貯金額は37,500円(45万円÷12か月)となります。
 
もちろんこの金額はあくまでも目安であり、人によって貯金に回せる金額は異なります。収支状況と貯金目標から、無理のない範囲で貯金できる金額を設定しましょう。

収支状況を正確に把握する

 
貯金が苦手な方は、自分が何ににお金を使っているのかが正確に把握できていない場合が多いです。
 
自分が何にお金を使っているかがわかれば、節約すべき部分を発見しやすくなります。また、定期的に自分が使ったお金を振り返る習慣がつけば、自然とお金の使い方も抑制的になります。
 
収支状況を把握する場合、収入や使ったお金を目に見えるように書き出しましょう。できれば、携帯に自分が今いくら使っているかのメモを残しておくと、買い物をする際に「今月はお金を使い過ぎているからやめておこう」と、無駄な出費にストップをかけやすくなります。

家計簿をつけると現状把握がしやすくなる

家計簿をつければ、収支状況を確認しやすくなります。
 
家計簿は自分で収支状況を確認するためのものなので、自分がわかりやすければ形式は何でも構いません。専用のノートを使ってもいいですが、スマホのアプリなどで管理すると、外出先でも支出を管理しやすくなります。
 
ただ、性格的にどうしてもこまめに家計簿をつけるのが苦手な方もいると思います。そういう方は、次の方法を試してみてください。

家計簿をつけるのが苦手な人が試すべき3つの方法
  1. 出費の多い部分だけ記録しておく
  2. 全てのレシートをもらっておき、休みの日にまとめてチェックする
  3. クレジットカードやスマホ決済の明細を確認する

家計簿をつけること自体が目的ではなく、収支状況を把握して貯金を継続させることが目的です。自分が無理なく貯金できるよう、最適な方法を見つけましょう。

毎月の固定費を見直す

節約をする際は、まず固定費の見直しから始めてみましょう。
 
固定費とは、毎月固定で支払う支払いのことです。家賃や保険料、スマホ代などが固定費にあたります。固定費は、その人の生活スタイルや家族構成によっても異なりますが、一般的には次のような項目が固定費として考えられます。

見直す対象となる固定費
住居費 家賃、管理費、修繕積立費、住宅ローン
水道光熱費 水道、電気、ガス料金
通信費 携帯電話料金、インターネット回線料金
保険料 生命保険、火災保険、自動車保険、学資保険
サブスクリプションサービス料 ゲームの課金、動画配信サイトの月額料、マンガや雑誌アプリのサブスクリプションサービス料
習い事の月謝 自分や子どもの習い事にかかる月謝
教育費 塾など子どもの教育にかかる費用
自動車維持費 自動車ローン、駐車場代

家計における主な固定費を一覧にしましたが、これらの固定費は、基本的に契約当初から契約内容が変わっていない場合が多いです。
 
より安い契約プランに変更したり、使っていないものを削除すればその分節約ができるでしょう。
 
固定費を削減できれば、年間で考えると大きな節約をすることができます。契約の見直しには時間がかかりますが、まずは固定費を全て書き出して、1つ1つ対応して行くと良いでしょう。

嗜好品を削るのではなく減らす

お酒やタバコ、被服費や趣味に使うお金については、無理のない範囲で節約をするようにしましょう。いきなり全ての嗜好品を断とうと思うと、ストレスが溜まり貯金が継続できなくなる恐れがあります。
 
嗜好品を削るというよりは、減らすことを意識しましょう。たとえば、タバコの本数を減らしたり、月に3回行っていた飲み会を1回だけ我慢する程度でも十分な節約になります。
 
ストレスが原因で体調を壊してしまう場合もあるので、くれぐれも無理のない範囲で嗜好品の支出を減らしましょう。

副業で収入を増やす

節約が苦手な方は、副業などで収入を増やすことも検討してください。給料の高い会社に転職できればそれに越したことはありませんが、そう簡単に仕事を変えられない方がほとんどでしょう。
 
休日に近所のスーパーやコンビニでアルバイトをしたり、フリマアプリで自宅の不要な物を売却すれば、そこで得た副業収入は全額貯金に回すことができます。
 
また、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングなら、簡単なアンケートやデータ入力など、特別なスキルがなくてもできる仕事がたくさんあります。在宅でできる仕事も多いので、自分に合った副業を探すことができるでしょう。
 
ただし、勤めている会社によっては副業を禁止している場合もあります。また、副業に力を入れ過ぎて睡眠時間を削ってしまうと、体調を崩して本業に影響が出てしまう恐れがあります。
 
副業をするなら自分の体調と相談しながら、無理のない範囲でできる仕事を探しましょう。

自動引き落としで強制的に貯金する

貯金を習慣化するためには、預金口座から自動引き落としで強制的に貯金できる仕組みを活用するのがおすすめです。
 
貯金の方法は人それぞれですが、生活費や固定費の支払い、趣味などでお金を使ってから、最後に余った分を貯金する方法を取る方が多いです。しかし、その方法だとついついお金を使い過ぎてしまい、貯金に回すお金が残っていないことも珍しくありません。
 
こうした状況を改善するには、給料が入ったと同時にすぐに一定額を貯金してしまい、残りの金額で生活をする方法を取るのが効果的です。貯金を手動でおこなうと、貯金し忘れてしまう場合や甘えが出て貯金しない場合も考えられます。
 
自動的に一定額が預金口座に振り込まれるように設定しておくのが良いでしょう。

自動的に積立できる仕組み
  1. 新NISA(旧つみたてNISA、一般NISA)
  2. iDeCo(個人型確定拠出年金)
  3. 会社の財形貯蓄制度
  4. 銀行の自動積立定期預金
  5. 積立型保険

節約より先に考えるべきは「お金の使い道」!浪費しないためのマインドセット

「貯金できない人」から「貯金できる人」に変わるためには、無駄使いをしないためのマインドセットを持つことが重要です。

浪費しないためのマインドセット
  1. 危機感を持つ|将来の支出を予測する
  2. 不安を明確にする|悩みを具体的に書き出す
  3. 行動に移す|短期的な目標を立てる
  4. 継続できる仕組み作り

危機感を持つ|将来の支出を予測する

将来的にかかる支出を具体的に予測し、今貯金がないことに危機感を持つ所から始めましょう。とくに、「教育資金」「住宅購入資金」「老後資金」などの人生の3大支出については、年齢が若いうちからしっかり考えておくことが大切です。
 
長期的な視点で将来の支出を予測する必要があるので、人によっては危機感を覚えにくい方もいるでしょう。「見て見ぬふり」をしたり「どうにかなるさ」と対策をせずにいると、老後になって生活資金が足りず、老後破綻に陥ってしまう恐れもあります。
 
平均寿命が上がり老後が長くなっているにもかかわらず、受給できる年金は少なくなり、物価も年々上昇しています。節約力を磨き、未来に向けて投資するためにも、まずは将来への危機感を持つことから始めましょう。

不安を明確にする|悩みを具体的に書き出す

将来への漠然とした不安は、全て書き出して「見える化」をおこなうようにしましょう。人間誰しも不安なことから逃げたいと考えています。
 
わざわざ不安を書き出して、どう対処すればいいかわからない問題と向き合うのは精神的な負担が大きいかもしれません。
 
しかし、不安を不安のままにしていては、いつまで経ってもその不安は解消されません。不安のない明るい未来を切り開くためには、不安を書き出して具体的な対処を施していく必要があるのです。
 
「退職金がいくらもらえるかわからないので、老後が不安」「現在賃貸マンションに住んでいるが、いつまで住み続けられるかわからない」など、今抱えている悩みを具体的に書き出してください。

すぐに行動する|短期的な目標を立てる

不安を書き出したら、それに対する具体的な対応策を考えていきましょう。できれば長期的な目標だけでなく短期的な目標も立てられると、モチベーションを保ちやすくなります。
 
たとえば「退職金がいくらもらえるかわからないので、老後が不安」という悩みであれば、次のような対処法が考えられます。

悩み:退職金がいくらもらえるかわからないので老後が不安 と対処法
  1. 65歳で退職するまでに2,000万円貯金する(長期的な目標)
  2. 現在25歳なので、定年退職まで40年
  3. 1年間に貯めるべき金額は50万円(中期的な目標)
  4. 毎月約4万円強の貯金が必要(短期的な目標)
  5. 節約できるポイントを探す(具体的な対策)
    ・使っていないサブスクリプションサービスを解約:5,000円
    ・毎週行っていた飲み会を1回だけ減らす:1万円
    ・保険やスマホでよりお得なプランに加入する:1万円
    ・副業で収入を上げる:2万円
    ➡︎合計4万5,000円

人間は現状維持をしたがる生き物です。今のライフスタイルを変化させることに抵抗を覚えるかもしれませんが、貯金を決意したらいますぐに行動してください。
 
「明日から」「月初」からではなく、今すぐに行動することを心がけましょう。

継続できる仕組み作り

【危機感を持つ】【不安を明確にする】【すぐに行動する】の3つを定期的におこなうようにしましょう。
 
将来への危機感を常に感じられるような状況なら、ストレスから浪費をしてしまう可能性を減らせます。むしろ、浪費することがストレスに感じるようになれば、貯金を継続できる可能性が高いといえるでしょう。
 
Googleカレンダーの通知機能やスマホのアラーム通知機能などを活用すれば、3つのマインドセットを定期的に思い返すことができます。最初は辛い作業かもしれませんが、繰り返して行けば作業が習慣化し、自然とお金が貯まるようになります。

貯金ができない人が聞きたいよくある質問(Q&A)

【年代別・世帯別・年収別】みんなの平均貯金額

同年代の人がどれくらい貯金しているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、年代別・世帯別に平均貯蓄額をご紹介します。
 
ただ、例えば金融資産についても、例えば、金融資産を持っている世帯だけを考慮した場合と、持っていない世帯も含んだ場合では、結果が大きく異なるのが一般的です。
 
今回は、金融資産を保有していない世帯も含めた総数2500人の大きな母集団のデータをもとに金額を掲載しています。

    

【年代別に見た平均貯金、平均金融資産、金融資産中央値】
年代 平均預貯金額※1 金融資産額の平均値※2
(個人年金保険・投資信託など)
金融資産額の中央値※3
20歳〜 110万円 219万円 103万円
30歳〜 183万円 912万円 300万円
40歳〜 266万円 964万円 500万円
50歳〜 397万円 2,288万円 555万円
60歳〜 280万円 2,240万円 1,100万円
70歳〜 372万円 2,104万円 1,100万円
各種分類別データ(令和5年)|家計の金融行動における世論調査|金融広報中央委員会

※1は、金融資産を保有していない世帯の預貯金額の平均値
※2は、金融資産を保有していない世帯を含む金融資産保有額の平均値
※3は、金融資産を保有していない世帯を含む金融資産保有額の中央値

年代別の預貯金額の平均を見ると、金融資産を保有していない場合、どの世代においても預貯金は大きく増えていないことがわかります。
 
金融資産を保有している世帯を含むと、30代から一気に平均額が上がりますが、中央値はそれほど上がっていないことから、一部の富裕層の保有額が平均を大きく押し上げていることがわかります。
 
ただ、退職金をもらえる60歳を超えた段階で、金融資産の中央値も大幅に増えていることがわかります。
 
また、30歳以上になると個人年金保険や投資信託など、預貯金以外で財産を形成するケースも増えます。30歳前後は、タイミング的に住宅ローンや子どもの教育費などで出費が多い時期になります。そのため、預貯金額は伸びにくいものとなるでしょう。
 
収入は低いかもしれませんが、20代は支出を自分でコントロールしやすいです。若いうちから貯金や資産形成に対する意識を高めておくことが、老後破綻しないためのポイントになるでしょう。

【世帯類型別にみた平均貯金額、金融資産平均額、金融資産中央値】
世帯構成 平均預貯金額 金融資産の平均値
(個人年金保険・投資信託など)
金融資産の中央値
(個人年金保険・投資信託など)
世帯主のみ(単身) 408万円 941万円 100万円
世帯主夫婦のみ
(2人世帯)
656万円 1,516万円 450万円
世帯主夫婦と子のみ 521万円 1,212万円 400万円
世帯主夫婦と親のみ 794万円 1,615万円 585万円

参照:家計の金融行動に関する世論調査2023年(単身世帯調査)|金融広報中央委員会
家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和5年調査結果|金融広報中央委員会

平均預貯金額・金融資産全体の平均値のいずれにおいても、単身世帯より2人以上の世帯の方が高い数字となっています。
 
また、子どもがいる世帯よりも、子どもがいない世帯の方が金融資産額が多いこともわかります。資産形成できる人数が多い方がより高額な貯金ができますし、子どもがいればその分出費も増えることが、この数字の原因となります。
 
また、親と同居している夫婦世帯については、他のどの世帯よりも金融資産額が多くなっています。両親がまだ現役で働いていたり、年金収入がある場合も多いので、その分の金額が全体の金額に上乗せされていると考えられます。

【年収別に見た平均貯金額、金融資産平均額、金融資産中央値】
年収 平均預貯金額 金融資産の平均値
(個人年金保険・投資信託など)
金融資産の中央値
(個人年金保険・投資信託など)
収入なし 135万円 326万円 0万円
300万円未満 292万円 618万円 50万円
300〜500万円未満 484万円 1,051万円 274万円
500〜750万円未満 515万円 1,193万円 400万円
750〜1,000万円未満 722万円 1,681万円 850万円
1,000〜1,200万円未満 960万円 2,400万円 1,280万円
1,200万円以上 1,536万円 3,892万円 1,500万円

参照:各種分類別データ(令和5年)|家計の金融行動における世論調査|金融広報中央委員会

年収が高いほど預貯金などの金額が大きいことがわかります。

手軽に収支を把握する方法はある?
家計を管理するなら家計簿をつけるのが一般的ですが、自分で支出を確認できるのであれば、どのような方法でも構いません。
 
現金派の方は、仕切りの多い財布を使うのが便利です。たとえば、食費10万円、娯楽費3万円を月の制限とするなら、それぞれの仕切りにその現金を入れておけば、項目ごとに使うお金を分けられます。いくら使ってあといくら残っているかが明確にわかるので、お金の使いすぎを防げるでしょう。
 
また、使ったレシートを管理しておくのであれば、「食費」「娯楽費」などと項目別に分けたファイルや封筒を用意するのも良いでしょう。
 
おすすめは、スマホの家計簿アプリを使って家計を管理することです。とくに普段あまり現金を使わないキャッシュレス派であれば、外出先で支出を管理する意味でもスマホのアプリが非常に便利です。
 
家計簿アプリはさまざまなものがあるので、色々試して自分に合っているものを選ぶようにしましょう。

もっと貯金するための方法とは?
貯金に慣れてきたら、投資をしてお金を増やすことも検討すると良いでしょう
 
少子高齢化に伴い年々減少している年金額や、働き方改革に伴い退職金制度が活用できないパターンもあることを考えると、投資運用で預貯金以外の金融資産を増やしておくことには大きな意味があります。
 
ただし、投資運用には失敗するリスクが伴います。生半可な知識で手を出すと、大きな損失を出してしまう可能性があるでしょう。
 
場合によっては、悪質な投資詐欺の被害に遭う恐れもあります。投資を検討するなら、当面の生活や緊急時に必要なお金が十分に貯まったあとに、十分な知識をつけてからおこなうようにしましょう。
手軽に収支を把握する方法はある?
家計を管理するなら家計簿をつけるのが一般的ですが、自分で支出を確認できるのであれば、どのような方法でも構いません。
 
現金派の方は、仕切りの多い財布を使うのが便利です。たとえば、食費10万円、娯楽費3万円を月の制限とするなら、それぞれの仕切りにその現金を入れておけば、項目ごとに使うお金を分けられます。
 
いくら使ってあといくら残っているかが明確にわかるので、お金の使いすぎを防げるでしょう。
 
また、使ったレシートを管理しておくのであれば、「食費」「娯楽費」などと項目別に分けたファイルや封筒を用意するのも良いでしょう。
 
おすすめは、スマホの家計簿アプリを使って家計を管理することです。とくに普段あまり現金を使わないキャッシュレス派であれば、外出先で支出を管理する意味でもスマホのアプリが非常に便利です。
 
家計簿アプリはさまざまなものがあるので、色々試して自分に合っているものを選ぶようにしましょう。
なぜ生活はギリギリになる?一番大きな原因は?
生活がギリギリになる一番の大きな原因は、「収入に見合ったお金の使い方をしていない」ことです。
 
自分の収入に対して支出が多いと、どうしても生活が厳しくなります。また、何にお金を使っているかが把握できていないことや、嗜好品への無駄遣い、ストレス発散のための衝動買いも生活を圧迫する要因です。
 
固定費の見直しや、毎月の支出を把握することで、ギリギリの生活を改善することができるでしょう。

まとめ

貯金できない人は、ちょっとした工夫と少しの努力ですぐに貯金できるようになります。収入から考えて貯金できないと思っていても、無駄な部分を省けば貯金に回せるお金は作ることができます。
 
貯金したいと思い立ったら、まずは目標を立てるところから始めましょう。長期的な目標はもちろんですが、短期的な目標と具体的な対応方法を立てることが重要です。
 
「貯金を継続できる仕組み作り」を徹底すれば、誰でも「貯金できる人」から「貯金できない人」に変わることができるのです。

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この記事の執筆者

株式会社cielo azul

大泉 聡
株式会社cielo azul代表。横浜市立大学卒。東京電力ホールディングス株式会社にて、決算業務や財務の仕事に携わる。会社設立後、約7年間にわたって、借金問題の解決に向けた専門サイト「債務整理相談ナビ」を運営。

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